スマートEXで障害者割引は使える?精神障害者手帳の対応・買い方・予約方法を解説

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スマートEXで新幹線を予約するとき、障害者手帳で割引が使えるのか気になりますよね。

2026年秋の改定により、身体障害者手帳と療育手帳はEXサービスで直接予約できるようになりました。

いっぽう、精神障害者保健福祉手帳のEX割引商品は2027年春に発売予定となっており、現時点では駅窓口での購入が必要です。

この記事を読めば、手帳別の対応スケジュールとネット予約の買い方、精神手帳での具体的な手配手順まで分かります。

新幹線の予約前に、自分に合った一番スムーズな買い方を迷わず選べるようになるはずです。

結論:手帳の種類によってスマートEXの対応状況が分かれます

スマートEXの割引予約は手帳で対応が違う。身体障害者手帳と療育手帳は2026年10月からEXで直接予約でき、精神障害者保健福祉手帳は2027年春発売予定で、それまでは駅窓口で購入する

東海道・山陽・九州新幹線のネット予約サービス(スマートEX・エクスプレス予約)では、お持ちの手帳によって割引商品の予約可否が異なります。

手帳の種類EXサービスでの直接予約開始時期主な利用方法
身体障害者手帳○(チケットレス可)2026年10月1日乗車分〜(予約は9月15日〜)マイナポータル連携で事前登録し、EXアプリ等で予約
療育手帳(愛の手帳など)○(チケットレス可)2026年10月1日乗車分〜(予約は9月15日〜)マイナポータル連携で事前登録し、EXアプリ等で予約
精神障害者保健福祉手帳×(現時点では不可)2027年春発売予定駅窓口で割引乗車券を購入(特急券と同時購入またはe特急券併用)

身体障害者手帳または療育手帳をお持ちなら、EXサービス上で予約からチケットレス乗車まで完結します。

精神障害者保健福祉手帳をお持ちの場合は、EXサービスでの割引商品発売が2027年春に予定されているため、それまでは駅窓口などで障害者割引乗車券をお求めください。

身体障害者・療育手帳での買い方:EX割引の予約手順3ステップ

2026年秋から始まった「EX身体障がい者割引」「EX知的障がい者割引」は、乗車券と特急券が一体になったチケットレス商品です。

駅窓口に並ぶ必要がなく、EXアプリやウェブサイトから直接予約できます。

対象手帳と割引の条件

利用できるのは、旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に「第1種」または「第2種」の記載がある手帳です。

  • 第1種(身体・知的): 本人と介護者1名が同一区間を利用する場合、ともに乗車券部分が5割引(※単独で利用する場合は、営業キロが100kmを超える区間で本人のみ5割引)
  • 第2種(身体・知的): 本人のみ、営業キロが100kmを超える区間を利用する場合に乗車券部分が5割引

予約と乗車の3ステップ

ネット予約から乗車までの流れは以下の3段階です。

  1. マイナポータル連携で事前登録: EXアプリにログインし、マイナンバーカードを読み取って手帳情報を登録します(※手帳情報の登録操作はスマートフォン版のEXアプリ限定です)
  2. 新幹線を予約: EXアプリや予約サイトで「EX身体障がい者割引」または「EX知的障がい者割引」を選び、日時・座席を指定して決済します
  3. チケットレスで乗車: 予約時に指定した交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)で改札機をタッチ通過します。QRチケットやきっぷの受け取りでは乗車できません

チケットレス乗車でも、駅員や車掌から手帳の提示を求められることがあります。

家族(親)のスマートEXアカウントで子どもの手帳を登録できる?

子どもが未成年なら、親権者である親のスマートEXアカウントに、子どもの身体障害者手帳や療育手帳を登録できます。

子どもが18歳以上の場合は、成年後見人などの法定代理人でない限り、親のアカウントには登録できません。

根拠は、スマートEXの障がい者割引に関する特約の第8条にある次の一文です。

本サービスでは、会員が登録できる手帳情報は、会員本人のもの、または会員が、障がいをお持ちのお客様の法定代理人(未成年者の親権者、成年後見人等)である場合における当該障がいをお持ちのお客様のものに限ります。

親のアカウントで子どもの分を予約するときに押さえたい点を、5つ挙げます。

  • 未成年か18歳以上かで、登録できるアカウントが変わる
  • 登録はEXアプリの「割引資格情報登録」から行う
  • 第1種なら、親の分も「介護者用」で予約できる
  • 第2種なら、割引は子ども本人の分だけになる
  • 乗車は指定した交通系ICカードで、手帳も持っていく

順番に見ていきましょう。

未成年か18歳以上かで、登録できるアカウントが変わる

成年年齢は18歳なので、子どもが18歳になると、親は親権者として手帳を登録できなくなります。

子どもの年齢と親の立場親のアカウントへの登録子どもの分の買い方
18歳未満(親が親権者)できる親のアカウントで子どもの分を予約する
18歳以上(親が成年後見人などの法定代理人)できる親のアカウントで子どもの分を予約する
18歳以上(親が法定代理人ではない)できない子ども本人がアカウントを作って登録するか、駅の窓口で手帳を提示して購入する

登録したあとで親が法定代理人でなくなった場合、その手帳情報では予約できません。

特約では、そのときは割引の登録を解除するよう定められています。

登録はEXアプリの「割引資格情報登録」から行う

手帳情報の登録操作は、スマートフォンのEXアプリに限られ、ブラウザ版からはできません。

EXアプリ右上の「アカウント」マークから「割引資格情報登録」へ進み、画面の指示に従って登録します。

その前に、マイナポータルへ手帳の情報を連携しておく必要があります。

同じ手帳を、複数のアカウントに重ねて登録することはできません。

親のアカウントと子ども本人のアカウントの両方には登録できないので、どちらで予約するかを先に決めておきましょう。

第1種なら、親の分も「介護者用」で予約できる

手帳の旅客運賃減額欄が「第1種」なら、付き添う親の分も介護者同伴商品として割引の対象です。

予約は、先に子どもの「介護者同伴本人用」を取り、続けて予約詳細画面の「介護者用を予約」から親の分を取る流れになります。

介護者用の乗車日・区間・列車は本人用と同じに設定され、介護者用だけを予約することはできません。

乗車用ICカードは、本人用と介護者用の両方を予約したあとに指定できるようになります。

第2種なら、割引は子ども本人の分だけになる

手帳が「第2種」の場合、スマートEXで割引になるのは子ども本人の分だけです。

対象は営業キロが100kmを超える区間で、介護者同伴商品は第1種にしか設定されていません。

子どもと親の分を、1回の予約でまとめて取ることはできません。

親のアカウントで子どもの「本人単独商品」を予約し、同じアカウントで親の分を通常の商品として別に予約します。

座席表で子どもの隣の席を選べば、並んで座れます。

割引商品の発売は乗車日の1カ月前の10:00からなので、発売後に子ども、親の順で取るのが確実です。

2件は別々の予約なので、変更や払戻もそれぞれ手続きが必要になります。

乗車は指定した交通系ICカードで、手帳も持っていく

乗車するときは、予約に指定した交通系ICカードで新幹線の改札を通ります。

きっぷの受け取りはできないため、乗車前にICカードの指定を済ませておいてください。

乗車中は子どもの手帳を携帯し、係員から求められたら提示します。

マイナポータルと連携済みのミライロIDで提示に代えられますが、その場合も手帳の携帯は必要です。

精神障害者保健福祉手帳での買い方:2027年春までの手配手順

精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方にとって、最も知りたいのは「いま新幹線に乗るならどう買えばいいのか」という点ですよね。

精神障害者割引商品のEXサービス発売は2027年春の予定です。そのため、現時点では以下のいずれかの方法で購入します。

買い方1:駅の窓口で購入する(最も確実)

最も確実でおすすめなのは、JRの駅窓口(みどりの窓口や話せる指定席券売機)で購入する方法です。

窓口で手帳原本を提示し、次のように伝えます。

障害者手帳で新幹線の乗車券と特急券を購入したいです。

JRグループでは2025年4月1日から精神障害者割引が導入されており、手帳に旅客運賃減額欄(第1種・第2種)が記載されていれば、窓口で割引乗車券を発行してもらえます。

  • 第1種:介護者同伴の場合は本人・介護者ともに距離に関係なく乗車券5割引(※単独利用の場合は、営業キロが100kmを超える区間で本人のみ5割引)
  • 第2種:本人のみ、営業キロが100kmを超える区間で乗車券5割引

特急券は割引対象外ですが、乗車券と同時にその場で購入・座席指定ができます。

買い方2:窓口の割引乗車券とエクスプレス予約の「e特急券」を併用する

有料会員制の「エクスプレス予約」を利用している方なら、特急券のみの商品である「e特急券」を活用できます。

  1. 乗車券は駅窓口で障害者手帳を提示し、5割引で購入する
  2. 新幹線の指定席特急券は、エクスプレス予約で「e特急券」を予約・発券する

この方法を使えば、特急券部分をネットで予約しながら、乗車券部分に障害者割引を適用できます。

ただし、年会費無料の「スマートEX」ではe特急券を取り扱っていません。e特急券そのものも、2027年3月31日乗車分をもって発売を終了します。

精神手帳向けのEX割引商品が登場する2027年春までの経過措置、と捉えておくと分かりやすいでしょう。

障害者割引で安くなるのは「乗車券」の部分

新幹線代のうち安くなるのは乗車券だけ。乗車券は条件を満たせば5割引、新幹線特急券は原則割引対象外で、総額が半額になるわけではない

新幹線代の仕組みを知っておくと、割引額の計算で混乱しません。

新幹線の料金は、大きく「運賃(乗車券)」と「料金(特急券)」の2つに分かれています。

きっぷの種類内容障害者割引の適用
普通乗車券駅から駅まで移動するための運賃条件を満たせば5割引
新幹線特急券新幹線の座席や速さに対する料金原則として割引対象外

新幹線代の総額がそのまま半額になるわけではありません。

たとえば東京から新大阪まで「のぞみ」指定席に乗る場合、安くなるのは運賃(乗車券)部分のみで、特急料金やグリーン料金は通常通りの支払いです。

スマートEXの「早特商品」とどちらが安い?

新幹線の手配では、障害者割引を使うことだけが最安とは限りません。

スマートEXには、早期予約でお得になる「EX早特」などの割引商品が用意されています。

区間や利用時期によっては、駅窓口で障害者割引の乗車券を買うよりも、スマートEXの早特商品を選んだほうが総額で安くなるケースもありますよ。

比較項目障害者割引(窓口購入)スマートEX(早特商品)
対象手帳保持者(区分に応じる)誰でも予約可能
割引対象主に乗車券部分(5割引)乗車券+特急券の一体割引
予約変更窓口で手数料なしで変更可能(所定の範囲内)変更制限がある場合あり
手続き駅窓口への立ち寄りが必要スマホで予約・完結

僕自身も遠出する際は金額だけでなく「予約変更のしやすさ」を重視しています。

体調や予定が変わりやすい方は、万が一の変更に対応しやすい窓口の通常割引乗車券を選ぶと安心です。予定が完全に決まっていて安さを最優先したいなら、早特商品の金額も調べて比較してみてください。

まとめ:手帳の種別に合わせて最適な買い方を選ぼう

スマートEXと障害者割引のポイントを整理します。

  • 身体障害者手帳・療育手帳は2026年秋からEXサービスでのネット予約・チケットレス乗車に対応
  • 精神障害者保健福祉手帳のEX割引商品は2027年春に発売予定
  • 精神手帳で利用する場合は、現時点では駅窓口で障害者割引乗車券を購入するのが確実
  • エクスプレス予約会員なら、窓口の割引乗車券と「e特急券」を併用する手もある(2027年3月末まで)
  • 障害者割引で安くなるのは主に乗車券部分で、特急料金は原則対象外
  • 移動区間によってはスマートEXの「早特商品」のほうが安くなる場合もある

お持ちの手帳の種類と旅行の予定に合わせて、無理のない購入方法を選んで新幹線の旅を楽しんでください。

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