えきねっとの障害者割引の買い方!精神手帳の登録からWeb予約まで

えきねっとの障害者割引は、精神障害者保健福祉手帳でも利用できます。手帳情報を登録したうえで、Webサイトの「割引きっぷ申込」から予約します。
「登録したのに割引が出ない」ときは、申込の入口も確認してください。いつもの列車検索からは、障害者割引で買えません。
手帳登録後の「利用可」の確認から、専用画面での予約、乗車前の準備までをまとめました。紙のきっぷと新幹線eチケットを、自分の行程に合わせて選べます。
えきねっとの障害者割引は精神手帳も対象
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳は、いずれもえきねっとの障害者割引の対象です。療育手帳には、地域によって「愛の手帳」などの名称もあります。
手帳の「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額」欄に、第1種または第2種の記載があることを確認してください。障害の等級と、この第1種・第2種は別の区分です。
利用する手帳には顔写真が必要で、精神障害者保健福祉手帳は有効期限内のものに限られます。
普通乗車券の基本的な条件は、次のように分かれます。
| 利用する人 | 距離・同行の条件 | 普通運賃の割引 |
|---|---|---|
| 第1種・第2種の本人がひとりで利用 | 片道の営業キロが100kmを超える区間 | 本人が5割引 |
| 第1種の本人と介護者1名 | 本人と介護者が同じ区間を利用 | 本人・介護者とも5割引 |
安くなるのは運賃、つまり乗車券の部分です。新幹線や特急の料金まで含めた総額が半額になるわけではありません。
割引申込は、スマートフォンからでもWebサイトを使います。えきねっとチケットレスアプリでは、障害者割引のきっぷを申し込めません。
100kmを超えるかどうかで迷う場合は、先にこちらの記事で距離の見分け方を確認してください。

JR東日本の障害者割引・100km超の見分け方!幹線運賃2,090円以上が目安
まず手帳情報を登録して「利用可」を確認する
きっぷを検索する前に、えきねっと会員情報へ障害者手帳の情報を登録します。えきねっとの会員登録と、マイナポータルの利用者登録も必要です。
ミライロIDとマイナポータルを連携していても、えきねっとへの手帳登録は別に必要です。
ログイン前のトップ画面では、右上の「ログイン」から進みます。

手帳情報は、次の手順で登録してください。
- えきねっとにログインする
- 「会員情報の確認・変更/退会」から「障害者手帳情報」を開く
- 登録メールアドレスに届くワンタイムパスワードで認証する
- 「新規情報登録」から、本人または法定代理人としての登録手順へ進む
- マイナポータルへ移動し、画面の案内に沿って手帳情報の取得を申請する
- 結果通知のメールを受け取ったら、えきねっとの手帳情報一覧で内容と状態を確認する
結果メールが届いたら、手帳の状態が「利用可」になっているかを確認します。「取得受付完了」の表示だけでは、登録完了ではありません。
手帳情報が違う場合や登録が途中で止まっている場合は、そのまま予約せず、手帳情報の登録・変更・更新方法で画面ごとの操作を確認してください。
「割引きっぷ申込」から予約する手順
「利用可」を確認したら、ログイン後の「割引きっぷ申込」から進みます。通常の列車申込画面から検索しても、障害者割引は適用されません。
「割引きっぷ申込」のボタンは、通常の列車検索欄より上にあります。

乗車日・区間・人数を指定し、利用する手帳情報を選んだあとは、受け取り方に合わせて次のどちらかを選びます。
- 紙のきっぷで買う場合
- 新幹線eチケットで買う場合
新幹線eチケットには乗車券が含まれるため、紙の乗車券を重ねて買う必要はありません。予約確認画面では、選んだ商品と割引の表示、利用者、乗車日・区間を確認してから申込を確定してください。
紙のきっぷで買う場合
紙のきっぷを選び、乗車券の選択で「乗車券を申込む(割引あり)」を確認します。特急券と一緒に予約する場合も、乗車券側の割引表示を見てください。
乗車券だけを買いたい場合は、検索オプションの「乗車券のみ購入」を使い、紙のきっぷを選びます。
予約後は、乗る前にきっぷを受け取ってください。受け取り可能な駅や方法には制限があり、どのJR駅でも受け取れるわけではありません。
東海道・山陽・九州・西九州新幹線を含む予約では、受取用QRコード・受取コードは発行されません。きっぷの受取には、決済に使ったカードの現物が必要です。
バーチャルカードは、購入できてもきっぷの受取や窓口での払戻ができない場合があります。紙で受け取る予定なら、支払いに使うカードも先に確認してください。
デビットカードでは、座席位置だけの変更を除き、乗車変更に伴って同額でも一時的な再引落しが発生します。返金まで日数がかかる点にも注意してください。
出発駅で受け取れるか、何を持っていくかは、予約前にきっぷのお受け取り方法で確かめておきましょう。
新幹線eチケットで買う場合
対象区間では「新幹線eチケット(障害者割)」を選べます。乗車券と新幹線特急券がセットになった商品です。
予約を終えたら、乗車する人それぞれの交通系ICカードと座席をひもづけます。以前カードを登録していても、今回の予約に正しく設定されているかを確認してください。
| 選ぶときの確認点 | 新幹線eチケットの扱い |
|---|---|
| 対象の新幹線 | 東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線 |
| きっぷに含まれる範囲 | 申し込んだ新幹線区間の乗車券と特急券 |
| 東京都区内などの扱い | 特定都区市内制度は適用されない |
| 乗車前の準備 | 予約した座席と交通系ICカードのひもづけ |
新幹線の前後に在来線を利用するなら、その区間の運賃も含めて購入方法を選びましょう。紙のきっぷとeチケットを、表示金額だけで同じ条件の商品だと考えないことが大切です。
新幹線eチケットを紙のきっぷとして受け取る場合も、受取用QRコード・受取コードは使えません。指定席券売機では、決済に使ったカードの現物が必要です。
購入操作は障害者割引の申込手順、ICカードの準備は新幹線eチケットの乗車方法で確認できます。
東海道・山陽・九州新幹線のEXサービスは、えきねっととは別の案内になります。利用する路線がそちらなら、スマートEXの障害者割引と買い方をご覧ください。
紙きっぷの受取・改札・手帳提示はどうだった?
僕は在来線だけで100kmを超える区間を利用し、QRコードで紙のきっぷを受け取りました。きっぷは1枚で、そのまま自動改札を通れました。券売機には慣れていたので迷いませんでしたが、初めて使うなら、受け取りの画面や手順を先に見ておくと分かりやすいと思います。
一方、以前えきねっとの通常予約で名古屋方面へ新幹線を使ったときは、受け取りに決済したカードが必要でした。QRコードで受け取れるかは予約内容によって違うので、購入前に確認しておきたいところです。
今回、手帳の提示を求められることはありませんでした。ただし、乗車時は手帳原本の携帯が必要です。スマホの電池切れにも備えて、原本を忘れずに持参しましょう。
登録できない・割引が出ないときの確認点
予約が進まないときは、手帳を登録し直す前に、表示されている状態と申込の入口を確認します。
| 状況 | 確認すること・次の操作 |
|---|---|
| アプリで障害者割引が見つからない | Webサイトでログインし、「割引きっぷ申込」へ進む |
| 手帳は利用可なのに割引が出ない | 通常の列車申込から検索していないかを確認する |
| 手帳情報が「手続き中」 | ページを更新して状態を見る。変わらなければ完了または期限切れを待つ |
| 「手続き期限切れ」になった | 「登録を再開する」から手続きをやり直す |
| 手帳情報が期限切れ・利用不可 | えきねっとの登録期限と、手帳自体の期限・変更内容を確認する |
「手続き中」のまま変わらない場合、公式FAQでは1時間ほどで「手続き期限切れ」になり、登録を再開できると案内しています。表示が変わる前に同じ操作を繰り返すのではなく、状態を見て進めてください。
また、手帳原本が有効でも、えきねっとに登録した情報の期限が先に切れることがあります。登録情報の有効期限は、登録から1年後や手帳の有効期間終了日などのうち、最も早い日です。
療育手帳の次回判定や手帳情報の変更も関係するため、一覧の期限を確認し、必要に応じてマイナポータル経由で更新します。
解決しない場合は、えきねっと障害者割引の問い合わせ窓口へ相談してください。手帳情報の登録で止まっているのか、きっぷの申込で止まっているのかを伝えましょう。
家族が操作する場合と介護者の予約
本人の承諾を得て、家族などがえきねっとの操作を代行することはできます。ただし、操作を手伝うことと、家族名義の会員情報へ本人の手帳を登録することは別です。
| 場面 | 登録・申込の考え方 |
|---|---|
| 本人の代わりに家族が操作する | 本人の承諾を得て、本人の会員情報で操作する |
| 会員が本人の法定代理人である | 公式の法定代理人向け手順に従って登録する |
| 第1種の本人と介護者が乗車する | 条件に合う本人と介護者1名を、同じ区間で申し込む |
手帳情報を登録できるのは、会員本人の手帳、または会員が法定代理人となる本人の手帳です。単に家族であることだけで、別名義の会員へ自由に登録できるわけではありません。
また、障害者割引の申込は1回の操作につき最大2名です。同行する家族全員が、自動的に介護者として割引になる制度ではない点にも注意してください。
えきねっとの障害者割引でよくある疑問
登録や予約の手順以外に、購入前に迷いやすい点を整理します。
- マイナンバーカードを使えないときはどう買う?
- 通常のきっぷを買ったあとで割引にできる?
- 障害者割・トクだ値1と14は今も買える?
とくに、通常料金で申し込む前に、乗車券をどこで購入するかを決めておきましょう。
マイナンバーカードを使えないときはどう買う?
マイナポータルと連携していない場合は、特急券だけをえきねっとで予約し、障害者割引の乗車券を駅窓口で買う方法があります。
この場合、えきねっとでは「乗車券を購入しない」を選びます。乗車券と特急券がセットの新幹線eチケットを、そのまま特急券だけの商品として使うことはできません。
手配の前にマイナポータル未連携の場合の買い方を確認してください。
通常のきっぷを買ったあとで割引にできる?
通常の乗車券として申し込んだあと、障害者割引を後付けすることはできません。駅で支払う予定の予約でも、通常申込から割引へ切り替えられるわけではありません。
すでに予約している場合は、重ねて買ったり先に取り消したりせず、変更・払戻しの条件をえきねっとへ確認しましょう。手数料や座席の確保に関わるためです。
障害者割・トクだ値1と14は今も買える?
「新幹線eチケット(障害者割・トクだ値1)」と「同・トクだ値14」は、2026年9月30日乗車分で終了しています。
通常の「新幹線eチケット(障害者割)」とは別の商品です。期間限定商品もあるため、探している商品名が古い案内に載っている場合は、えきねっとで取り扱い中の商品を確認してください。
まとめ:利用可の確認後に割引きっぷ申込へ進む
えきねっとでは、手帳情報が「利用可」になってから「割引きっぷ申込」へ進みます。乗車までに確認することは、次の4つです。
- 手帳情報を登録し、「利用可」の表示を確認する
- Webサイトの「割引きっぷ申込」から予約する
- 紙のきっぷは受取場所、新幹線eチケットはICカードとのひもづけを確認する
- えきねっとへの登録後も、乗車時は手帳の原本を携帯する
まずは会員情報の「障害者手帳情報」を開いてください。登録が間に合わない場合は、特急券だけのWeb予約と窓口での割引乗車券購入を検討しましょう。