障害者手帳で宿泊費が安くなる宿は?休暇村は付き添いも割引、ルートインは客室が条件

本人が第1種の手帳を持っていれば、本人と付き添いの両方が割引になる休暇村が候補になります。
ルートインホテルズにも手帳の割引がありますが、対象はバリアフリー対応の客室だけです。
どちらも、割引を受けるには公式が示す方法で予約します。この記事を読めば、2つの宿の割引の条件と、割引を受けるための予約のしかたが分かります。
旅行の予定を立てる前に、自分の手帳で付き添いまで安くなるかを判断しやすくなるはずです。
目次
付き添いの割引があるのは休暇村
2つの宿の割引は、付き添いの扱いと対象の客室が大きく違います。
| 項目 | 休暇村 | ルートインホテルズ |
|---|---|---|
| 割引 | 1人1泊1,650円引き(ホテル) | スタンダードプランの料金から20%引き |
| 付き添い | 本人が第1種か、第2種で4歳以上12歳未満なら対象 | 公式ページに記載なし |
| 対象の客室 | ホテルの客室(コテージとキャンプ場は別の条件) | バリアフリー対応ルームだけ |
| 予約方法 | 公式ホームページか電話 | 公式サイトのスタンダードプランか電話 |
| 提示するもの | 手帳かミライロID | 手帳かミライロID |
付き添いの人と2人で泊まるなら、休暇村は本人が第1種か、第2種で12歳未満のとき、付き添いの人の分まで割引になります。
車いすで泊まれる部屋を探していて、ビジネスホテルで十分なら、ルートインのバリアフリー対応ルームが選択肢になります。
休暇村の障がい者割引
休暇村は、国立公園や国定公園などの自然の中にある宿泊施設で、全国に35か所あります。日本国内で発行された身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のどれでも割引の対象になります。
割引額
ホテルの割引は、割引の対象になる人1人につき、1泊1,650円です。大人、小学生、4〜6歳の幼児のどれでも同じ額で、食事の付いていないプランでも割引になります。
コテージとキャンプ場は、2食付きのプランだけが割引の対象で、1食付きや素泊まりのプランは対象外です。割引の上限もホテルとは別に決まっているので、休暇村の割引のページで条件を見てから予約します。
付き添いが割引になる人
付き添いの人まで割引になるかは、手帳の種別と年齢で決まります。
| 本人 | 割引になる人 |
|---|---|
| 第1種 | 本人と付き添いの人 |
| 第2種(4歳以上12歳未満) | 本人と付き添いの人 |
| 第2種(12歳以上) | 本人だけ |
付き添いの人は、手帳を持つ本人と同じ人数までです。4歳未満は、付き添いの人を含めて割引の対象外になります。
第1種か第2種かの見分け方
第1種か第2種かは、手帳の旅客運賃減額の欄で見分けます。この欄がない手帳は、等級で次のように扱われます。
| 手帳 | 第1種 | 第2種 |
|---|---|---|
| 身体障害者手帳 | 1級 | 2級、3級 |
| 精神障害者保健福祉手帳 | 1級 | 2級、3級 |
| 療育手帳 | A、A1、A2 | B、B1、B2 |
たとえば、旅客運賃減額の欄がない精神障害者保健福祉手帳の2級なら、第2種として扱われ、大人なら割引になるのは本人だけです。

割引の金額の例
第1種の本人が、付き添いの人と2人でホテルに泊まる場合の割引額です。
| 条件 | 内訳 | 合計 |
|---|---|---|
| 第1種の本人と付き添い1人、1泊 | 1,650円 × 2人 | 3,300円引き |
| 第1種の本人と付き添い1人、2泊 | 1,650円 × 2人 × 2泊 | 6,600円引き |
| 第2種(12歳以上)の本人と付き添い1人、1泊 | 1,650円 × 本人1人 | 1,650円引き |
予約と当日の注意
割引を受けるには、予約のときに休暇村の公式ホームページか電話を使います。ほかの割引とは重ねて使えず、あとから遡って割引にしてもらう返金もできません。
割引を受けるときは、手帳かミライロIDを提示します。ミライロIDで確かめられないときに備えて、手帳も持っていくよう案内されています。
施設によって条件が違う場合があるので、気になる点は泊まる休暇村に問い合わせます。割引の条件は、休暇村の障がい者割引・バリアフリーのページで確認できます。
ルートインホテルズの障がい者割引
ルートインホテルズは、全国にあるビジネスホテルのチェーンです。身体障害、知的障害、精神障害のある人が割引の対象で、車いすを使う人に限りません。
割引になる客室とプラン
割引になるのは、バリアフリー対応ルームを公式サイトのスタンダードプランで予約したときです。料金は、スタンダードプランから20%引きになります。
ふつうの客室の割引は、公式ページに書かれていません。バリアフリー対応ルームがないホテルもあるので、泊まりたいホテルに対象の客室があるかを先に確かめます。
予約と当日の注意
予約は、公式サイトのスタンダードプランか電話で行います。チェックインのときに、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、ミライロIDのどれかを提示します。
付き添いの人と泊まる場合の料金や割引の扱いは、公式ページに記載がありません。予約の電話で確かめておくと、当日に料金で迷わずに済みます。
割引の条件は、ルートインホテルズのバリアフリールームのページで確認できます。
割引を受けるなら公式が示す方法で予約する
休暇村は、割引を受けられる予約を、公式ホームページか電話での予約に限っています。旅行予約サイトから予約した宿泊は、休暇村の割引の対象になりません。
ルートインが割引の方法として案内しているのも、公式サイトのスタンダードプランと電話の2つです。
旅行予約サイトのポイントやクーポンを使える場合は、その料金と、公式の料金から手帳の割引を引いた料金を並べて、安いほうを選びます。
ほかの宿で手帳の割引を探すとき
ここで紹介した2つのほかにも、手帳の割引がある宿はあります。割引は宿ごとに条件が違うので、泊まりたい宿の公式サイトで「障がい者割引」や「バリアフリー」のページを探します。
公式サイトでは、付き添いの人が対象になるか、どの客室とプランが対象か、どこから予約すればよいかの3つを確かめます。調べ方の流れは、割引の調べ方をまとめた記事が参考になります。

障害者手帳の割引はどこで調べる?公式サイト・まとめサイト・AIの使い分け方
まとめ:第1種の付き添いなら休暇村、車いすの部屋ならルートイン
手帳で使える宿の割引は、次のように分かれます。
- 休暇村は、第1種の人なら本人と付き添いの人の両方が1人1泊1,650円引きになる
- 第2種で12歳以上の人は、休暇村でも割引は本人だけになる
- ルートインは、バリアフリー対応ルームのスタンダードプランが20%引きになる
- どちらも、公式が示す予約方法(公式サイトか電話)で予約したときが割引の対象になる
まずは自分の手帳が第1種か第2種かを確かめてから、泊まる宿と予約の方法を決めてください。